姓氏の一。
おおやまいくお【大山郁夫】
[1880〜1955]社会運動家。兵庫の生まれ。大正7年(1918)吉野作造らの黎明会 (れいめいかい) に参加。翌年、長谷川如是閑らと「我等」を創刊。無産運動を指導、労働農民党委員長となる。第二次大戦中は米国に亡命、戦後帰国、平和運動に専念。
おおやまいわお【大山巌】
[1842〜1916]元帥・陸軍大将。鹿児島の生まれ。西郷隆盛の従弟。陸相・参謀総長を務め、日露戦争では満州軍総司令官。
おおやまもうで【大山詣で】
大山の阿夫利 (あふり) 神社に、白衣姿で参詣 (さんけい) すること。6月にするものを初山、7月にするものを盆山という。石尊 (せきそん) 詣で。大山参り。《季 夏》
出典:青空文庫
・・・、甲斐と駿河の境さ、大山荒れがはじまったが、ごんごんごうごう暗や・・・ 伊藤左千夫「河口湖」
・・・を示せば、重厚沈毅な大山将軍ですらが丁髷の鬘に裃を着けて踊り出す・・・ 内田魯庵「四十年前」
・・・第一回の普選に大山さんが立候補した。その時、強力だった農民組合が・・・ 黒島伝治「鍬と鎌の五月」