1. 物事に接したときに心にいだく感情や考え方。「—のこもった贈り物」「お—はよくわかります」

  1. ある物事に接したときに生じる心の状態気分。感じ。「—のよい朝」「—の悪い虫」

  1. 物事に対しての心の持ち方。心がまえ。「—を新たにする」「—を引きしめてかかる」

  1. からだの状態から生じる快・不快の感じ。気分。「—が悪く吐き気がする」

  1. 相手に対する感謝の心や慶弔の意などを表す語。ふつう謙遜していうときに用いる。「ほんの—ですが」「—ばかりの品を送ります」

  1. (副詞的に用いて)ほんのわずか。「—長めに切る」

[用法]きもち・[用法]気分・[用法]ここち——「気持ち(気分、心地)がよい(悪い)」「すがすがしい気持ち(気分、心地)だ」のように、心の状態をいう場合には、相通じて用いられる。◇「気持ち」は心の状態だけでなく、考え方や考えの内容を表す。「どういうつもりなのか、彼の気持ちがわからない」の場合は、「気分」「心地」は使わない。◇「気分」は快・不快、明・暗などの心身状態中心に、「とりとめのない気分」「気分がすぐれない」「お祭り気分」「その場の気分敏感に察する」など、ひろく漠然とした感じや雰囲気の表現にも及ぶ。◇「心地」は、「生きた心地がしない」「天にも上る心地」のような慣用表現として、また「住み心地」「乗り心地」のような熟語として用いられる。◇「気持ち(心持ち)右を向いてください」は、「気持ち」「心持ち」だけの用法である。

出典:青空文庫

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