あかねいろ【茜色】
アカネの根で染めた色。沈んだ黄赤色。暗赤色。「夕陽が西の空を—に染める」
あかねぐも【茜雲】
朝日や夕日を浴びて茜色に照り映える雲。
あかねさし【茜さし】
[枕]「茜さす」と同意で、連用形として動詞「照る」にかかる。「—照れる月夜 (つくよ) に」〈万・二三五三〉
あかねさす【茜さす】
[枕]茜色に鮮やかに照り映える意から、「日」「昼」「紫」「君」などにかかる。「—日は照らせれど」〈万・一六九〉 「—紫野行き標野 (しめの) 行き」〈万・二〇〉
あかねすみれ【茜菫】
スミレ科の多年草。日当たりのよい山野に自生。高さ約10センチ。葉は心臓形で、根元から束になって出る。春、紅紫色の花をつける。
あかねぞめ【茜染(め)】
アカネで赤く染めること。また、その染め物。
あかねとんぼ【茜蜻蛉】
アカトンボの別名。