かわせへいか【為替平価】
⇒平価
かわせへいこうかんじょう【為替平衡勘定】
政府や中央銀行が外国為替相場を安定させるための資金として設けた勘定。相場が乱高下するような場合、為替の売買取引に介入する。
かわせへいこうしきん【為替平衡資金】
為替平衡勘定の資金。為替安定資金。
かわせヘッジ【為替ヘッジ】
為替変動による損失を避けるため、通貨先物取引やオプション取引などを利用して、将来的な為替変動の影響を受けないようにすること。外貨建て資産に投資する際や、輸出企業が自国通貨の上昇に備える場合などに用いられる。為替ヘッジにはコストがかかるため、メリットとデメリットを比較・検討する必要がある。
かわせもちだか【為替持(ち)高】
為替銀行が顧客と行った外国為替売買の残高。売り為替の額が買い為替の額を超過する場合を売り持ち、逆に買い為替の額が超過する場合を買い持ち、売買同額の場合をスクエアポジションという。為替ポジション。
かわせよやく【為替予約】
先物為替の売買契約、また取引。貿易業者と為替銀行があらかじめ外貨の種類・金額・為替相場・受け渡し時期などを定め、その条件での為替の売買を実際に行うこと。貿易業者は為替相場の変動による為替リスクを避けるために、貿易代金の一定比率を為替予約することが多い。
かわせリスク【為替リスク】
《exchange risk》為替相場の変動の影響によるリスク。外貨建てで金融商品を購入する際や貿易代金を受け取る際などに生じる。貿易業者はこのリスクを小さくするために、普通為替予約などの回避策を講じる。為替の動きによっては差損ではなく差益となることもある。
かわせりょう【為替料】
銀行などで、為替の振り出しに必要な手数料。
かわせレート【為替レート】
外国為替相場。
かわせかいにゅう【為替介入】
国や地域の通貨当局が、自国通貨の為替相場を安定させるために、外国為替市場で通貨を売買すること。日本の場合、財務大臣の指示に基づいて日本銀行が実務を遂行する。一つの国・地域が単独で実施する場合を単独介入、複数の国・地域の通貨当局が協議して同時または連続的に為替介入を行うことを協調介入という。外国為替平衡操作。 [補説]急激な円安に対応するためドルを売って円を買う場合は、外国為替資金特別会計(外為会計)のドルを売却し、円を買い入れる(ドル売り・円買い介入)。急激な円高に対応するため円を売ってドルを買う場合は、政府短期証券(FB)を発行して円を調達し、ドルを買い入れる(ドル買い・円売り介入)。→不胎化介入