きんせいぎょくしん【金声玉振】
《古代中国で、音楽を合奏するとき、初め鐘を鳴らし、終わりに磬 (けい) を打って一区切りとした故事から》知徳が備わって、大成するたとえ。特に、孔子の大成した人格をいう語。
きんせいげんり【禁制原理】
⇒パウリの原理
きんせいご【近世語】
国語史で、江戸時代の言語。およそ享保(1716〜1736)または宝暦(1751〜1764)ごろを境に前・後期に二分される。前期は京・大坂を中心に行われた上方 (かみがた) 語が勢力をもち、後期は、東国語を基盤として江戸に発達した江戸語が成立して上方語と並び、またそれ以上の勢力をもち、次第に共通語的性格を有するようになった。
きんせいせん【禁制線】
原子・分子・原子核などにおけるエネルギー準位間で、普通ではほとんど起こりえない遷移が特殊条件下で起こり、光子が放出されて観測される弱いスペクトル線。禁止線。
きんせいひん【禁制品】
「禁制物」に同じ。
きんせいぶつ【禁制物】
法令によって、その所有や売買が禁止されている物品。麻薬・猥褻 (わいせつ) 文書など。
きんせいぶんがく【近世文学】
日本文学史で、安土桃山時代・江戸時代に成立した文学の総称。前期は上方、後期は江戸を中心に発達。町人階級の興隆により、写実を基調に、義理・人情・好色・粋・通・こっけいなどを主題として多種多様な文学が生まれた。→江戸文学 →上方文学
きんせいおうだんしょうわくせい【金星横断小惑星】
公転軌道が金星の軌道と交差する小惑星の総称。近日点と遠日点が金星の軌道よりそれぞれ内側と外側に位置する。代表的なものとしてイカルス、アポロ、ファエトンなどがある。
きんせいせんい【禁制遷移】
原子・分子・原子核などにおけるエネルギー準位間で、普通ではほとんど起こりえないはずが、ある特殊条件下でわずかに起こる遷移。これによって放出される弱いスペクトル線を禁制線という。禁止遷移。
きんせいしょく【金星食/金星蝕】
地球から見て、金星が月に隠される現象。