[動カ五(四)]
1 安定した状態にあるべきものが、不安定に揺れ動く。ぐらぐらする。「いすが―・く」「奥歯が―・く」
2 気持ちや考えなどが、揺れ動いて定まらなくなる。「自信が―・く」「信念が―・く」
出典:青空文庫
・・・と謂われたる老人は、ぐらつく足を蹈み占めながら、「なに、だいじょうぶ・・・ 泉鏡花「夜行巡査」
・・・じゃア、うまった跡にぐらつく安借家が出来た、その二軒目だろう?」「し・・・ 岩野泡鳴「耽溺」
・・・それだけに於いては、ぐらつく事なく、はっきり自信を持ちつづけて来たつ・・・ 太宰治「『井伏鱒二選集』後記」