さんぎいん【参議院】
日本国憲法のもとで、衆議院とともに国会を構成する両院の一。通常選挙で選出された、全国民を代表する議員で組織される。権限は衆議院より弱いが、衆議院の行き過ぎを是正し、国会の審議を慎重なものとする役割をもつ。解散はなく、衆議院の解散中に緊急の必要があるときは、単独で国会の権能を行使する。参院。→衆議院 [補説]衆議院で可決した法案を再度審議する立場のため「再考の府」「熟慮の府」、また、良識に基づいて中立公正を守る立場にあるので「良識の府」とも呼ばれる。
さんぎいんぎいん【参議院議員】
参議院を構成する議員。定数は242名。比例代表制で96名、選挙区制で146名が公選され、任期は6年。3年ごとに半数を改選する。被選挙権は満30歳以上。→衆議院議員 →通常選挙 [補説]平成30年(2018)の公職選挙法一部改正に伴い、参議院の定数は6増えて248となる。内訳は、比例代表が4増えて100、選挙区が2増えて148。令和元年(2019)と令和4年(2022)の通常選挙で3(比例代表2、選挙区1)ずつ増える。
さんぎいんぎいんつうじょうせんきょ【参議院議員通常選挙】
⇒通常選挙