し・れる【知れる】

の解説

［動ラ下一］［文］し・る［ラ下二］

1. １ 他の人の知るところとなる。知られる。「名の—・れた人」「親に—・れては困る」

1. ２ 知ることができる。自然にわかる。判明する。「気心の—・れた人」「行方が—・れない」「あんなことをするなんて、気が—・れない」

1. ３ 大したことではないとわかる。それほどではないと見当がつく。「たかが—・れている」「一人の力なんて—・れたものだ」「集まるとしたって—・れた数だ」

1. ４ （「しれたこと」の形で）わかりきっていて言うまでもない。「—・れたことよ」「金がないのは—・れたことだ」

1. ５ （「どんなに…かしれない」などの形で）予想がつかないほど甚だしい、の意を表す。「どんなに心配したか—・れない」「どれほど待ち望んでいるか—・れない」→かも知れない

し・れる【^▽痴れる】

の解説

［動ラ下一］［文］し・る［ラ下二］

1. １ 何かに心を奪われて、正気を失う。頭の働きが鈍る。ぼける。「酒に酔い—・れる」

   1. 「心地、ただ—・れに—・れて」〈竹取〉

1. ２ いたずら好きである。ふざける。

   1. 「さても—・れたる御坊 (ごばう) かな」〈浮・織留・二〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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