たかはしけんぞう【高橋健三】
[1855〜1898]官吏・ジャーナリスト。江戸の生まれ。明治22年(1889)より官報局長。また同年、岡倉天心らと月刊美術雑誌「国華」を創刊。明治26年(1893)には大阪朝日新聞に入社、明治29年(1896)、内閣書記官長に就任。
たかはしこれきよ【高橋是清】
[1854〜1936]財政家・政治家。江戸の生まれ。日本銀行総裁・蔵相を経て、首相・政友会総裁などを歴任。昭和初期にも再三蔵相を務め、金融恐慌・世界大恐慌に対処。二・二六事件で暗殺された。
たかはしざんむ【高橋残夢】
[1775〜1851]江戸後期の国学者。京都の人。香川景樹に師事し、国語の語源研究で一音一義説を唱えた。著「残の夢」「言霊名義考」「国字定源」など。
たかはしし【高梁市】
⇒高梁
たかはししんきち【高橋新吉】
[1901〜1987]詩人。愛媛の生まれ。「ダダイスト新吉の詩」によって、日本のダダイスムの創唱者となり、現代詩の先駆をなした。詩集「胴体」、小説「ダダ」など。
たかはしたかこ【高橋たか子】
[1932〜2013]小説家。京都の生まれ。本名、和子 (たかこ) 。夫は作家高橋和巳 (かずみ) 。夫の死後、本格的に小説を書き始める。昭和50年(1975)洗礼を受け、カトリック作家に転じた。「怒りの子」で読売文学賞、「きれいな人」で毎日芸術賞受賞。他に「空の果てまで」「誘惑者」など。
たかはしでいしゅう【高橋泥舟】
[1835〜1903]江戸末期の幕臣。江戸の人。名は政晃。槍術家で講武所師範役。鳥羽伏見の戦い後、徳川慶喜 (とくがわよしのぶ) に恭順説を説き、上野寛永寺で慶喜を護衛した。山岡鉄舟・勝海舟とともに幕末の三舟と称された。
たかはしどうはち【高橋道八】
江戸後期に始まる清水焼陶工の代々の名。→仁阿弥道八 (にんなみどうはち)
たかはしなおこ【高橋尚子】
[1972〜 ]マラソン選手。岐阜の生まれ。平成12年(2000)シドニーオリンピックの女子マラソンで、2時間23分14秒の五輪記録を出し優勝。日本の女子陸上種目初のオリンピック金メダリスト。国民栄誉賞を受賞。
たかはしのむしまろ【高橋虫麻呂】
奈良前期の歌人。天平(729〜749)の初め、朝廷に仕え、後年は地方官として常陸 (ひたち) 国に赴任。伝説を題材にした長歌・短歌が万葉集に残る。家集「高橋虫麻呂歌集」。生没年未詳。