とんだ茶釜
とんだよいもの。とんだ美人。江戸、谷中笠森の茶屋女お仙の美しさに対して言い出された流行語。→笠森お仙
とんだ所へ北村大膳
「とんだ所へ来た」の「きた」に「北村」の「きた」を掛けて続けた言葉遊び。歌舞伎「天衣紛上野初花 (くもにまごううえののはつはな) 」の河内山宗俊 (こうちやまそうしゅん) のせりふの一節で、松江侯の屋敷に宮家の使僧と偽って乗り込んできた河内山が、家臣の北村大膳に正体を見破られて言う。
とんだ目に太田道灌
「とんだ目に遭うた」の「おうた」に「太田 (おおた) 」を掛けて続けた言葉遊び。→太田道灌
とんだ霊宝
江戸両国で興行された見世物の一。三尊仏・不動明王・鬼などを乾魚や乾大根で細工し見世物としたもの。転じて、とんだこと、の意にいう。「ぬしは—だね」〈洒・広街一寸間遊〉