[動ラ五(四)]
1 物に突き当たる。衝突する。「車が電柱に―・る」「肩と肩とが―・る」
2 たまたま行き当たる。出くわす。遭遇する。「道が川に―・る所」「初戦で優勝候補に―・る」「地下鉄のストに―・る」
3 物事や日程などが重なる。かち合う。「二校の受験日が―・る」「クラス会と法事が―・る」
4 あえて取り組む。対象に積極的に向かう。「体当たりで困難に―・る」「―・ってみなければ何も解決しない」
5 考えなどが食い違って対立する。「父と―・ってばかりいる」「意見が―・る」
出典:青空文庫
・・・二人はまともにぶつかる所を、やっと両方へ身を躱した。「御免下さいまし・・・ 芥川竜之介「お律と子等と」
・・・彼は何かにぶつかるように一生懸命に話しかけていた。が、彼の妹は時々赤・・・ 芥川竜之介「彼」
・・・それから、波の船腹へぶつかる音――、衝突だ。衝突だ。それとも海底噴火・・・ 芥川竜之介「MENSURA ZOILI」