やさかがた【八坂方】
⇒八坂流 (やさかりゅう)
やさかじんじゃ【八坂神社】
京都市東山区祇園 (ぎおん) 町にある神社。旧官幣大社。祭神は素戔嗚尊 (すさのおのみこと) ・奇稲田姫命 (くしなだひめのみこと) ・八柱御子神 (やはしらのみこがみ) 。創建は貞観年間(859〜877)というが諸説ある。全国にある八坂神社の総本社。祇園祭・白朮 (おけら) 祭は有名。旧称、祇園天神・祇園社・牛頭 (ごず) 天王社。俗称、祇園さん。
やさかどり【八尺鳥】
[枕]潜水して長い息をする水鳥の意から、「息づく」にかかる。「—息づく妹 (いも) を置きて来ぬかも」〈万・三五二七〉
やさかに【八尺瓊】
大きな玉。一説に、多くの玉を8尺の緒に貫いて輪にしたもの。「腕 (たぶさ) にまかせる—の五百箇 (いほつ) の御統 (みすまる) を乞ひ取り」〈神代紀・上〉
やさかにのまがたま【八尺瓊勾玉/八尺瓊曲玉】
大きな曲玉。一説に、多くの玉を長い緒に貫き輪にしたもの。上代、身につけて飾りとした。「此の神、奉迎 (むかへまつ) りて瑞 (みづ) の—を進以 (たてまつ) る」〈神代紀・上〉 三種の神器の一。天照大神 (あまてらすおおみかみ) が岩戸隠れをしたとき、神々が立てた真榊 (まさかき) につけて飾ったという曲玉。神璽 (しんじ) 。
やさかりゅう【八坂流】
平曲の流派の一。鎌倉時代末、京都八坂に住んだ琵琶法師八坂検校城玄(城元)が創始。当時、一方 (いちかた) 流と勢力を二分した。この派に属する者は、名に城の字を用いたので、城方 (じょうかた) ともいう。八坂方。→一方流