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カンナ科の多年草。高さ1〜2メートル。葉は広楕円形で、下部は鞘 (さや) になる。夏から秋にかけて紅・黄・白色などの大きい花を総状につける。中南米の原産で、ヨーロッパで改良され、日本には明治末に渡来。花カンナ。《季 秋》「女の唇十も集めて—の花/青邨」
出典:デジタル大辞泉(小学館)
出典:青空文庫
・・・菓子の間に詰めてあるカンナ屑めいて、緑色の植物が家々の間から萌え出・・・ 梶井基次郎「城のある町にて」
・・・うな向日葵があったりカンナが咲いていたりする。 時どき私はそんな路・・・ 梶井基次郎「檸檬」
・・・「あかいカンナ」というのと、「矢車の花いとし」というのと、二つであ・・・ 太宰治「兄たち」
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