[補説]主星と従星の間で互いの
引力がつりあう点(L1)、従星の
軌道の外側の点(L2)、従星の公転軌道の正反対の点(L3)をオイラーが
発見した(主従星とこの3点は直線上に並ぶ)。また、公転軌道上で、
主星から見て従星の60度前方の点(L4)と60度後方の点(L5)をラグランジュが
発見した。L1・L2・L3は不安定な点で、そこにある
物体の
位置がずれ始めるとずれが
拡大して公転系を離れる。L4・L5は
安定した点で、そこにある
物体は
位置がずれても元に戻る。人工衛星などの設置点として
好適。