いちぶいちりん【一分一厘】
(多く、下に打消しの語を伴って用いる)ごくわずかであることのたとえ。ほんの少し。「—の狂いもない」「—違わない」
いちぶがり【一分刈(り)】
男子の頭髪を1分(約3ミリ)の長さに刈りそろえること。また、その頭髪。
いちぶきん【一分金】
江戸時代の金貨の一。長方形で、4枚で小判1枚(1両)と換えた。一分判。一分判金。小粒。
いちぶぎん【一分銀】
江戸後期の銀貨の一。長方形で、4枚で小判1枚(1両)と換えた。明治初年にも鋳造された。
いちぶじとう【一分地頭】
鎌倉時代、地頭職の分割相続によって、その一部分を持つ地頭。半分地頭・三分二 (さんぶに) 地頭などともよばれた。子地頭。
いちぶのかん【一分の官】
⇒一分 (いちぶ) 4
いちぶばんきん【一分判金】
⇒一分金
いちぶめし【一分召】
平安時代、式部省で諸国の史生 (ししょう) ・国医師・国博士を任命した除目 (じもく) 。一分召の除目。