いちじょうかねら【一条兼良】
[1402〜1481]室町中期の公家・学者。関白太政大臣。准三宮。博学多才で、特に歴史・有職 (ゆうそく) 故実・文学に通じた。著「江次第抄 (ごうしだいしょう) 」「公事根源 (くじこんげん) 」「花鳥余情 (かちょうよじょう) 」「樵談治要 (しょうだんちよう) 」など。いちじょうかねよし。
いちじょうこう【一条校】
学校教育法第一条にある、幼稚園・小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・大学・高等専門学校をいう。→専修学校 →各種学校
いちじょうどおり【一条通り】
京都市上京区を東西に走る道路。京都御所西方、中立売 (なかだちうり) 通り北側の小路。平安京の一条大路にあたる。
いちじょうふゆら【一条冬良】
[1464〜1514]室町後期の公家・学者。兼良 (かねら) の子。関白太政大臣。宗祇 (そうぎ) とともに準勅撰の「新撰菟玖波 (つくば) 集」を編集。いちじょうふゆよし。
いちじょうべんぽう【一条鞭法】
中国、明代後期から清代初期にかけて行われた賦役 (ふえき) 徴収法。別々に割り当てていた賦と役を一つにまとめて銀で徴収し、簡素化と増収を図った。
いちじょうもどりばし【一条戻橋】
京都市上京区の、堀川に架かる橋。平安京の最も北にあたる一条通りに、洛中と洛外を分ける橋として架けられた。何度も作り直され、現在の橋は平成7年(1995)に架けられたもの。渡辺綱が鬼の腕を切り落とした伝説の舞台としても知られる。
いちじょうせっしょうぎょしゅう【一条摂政御集】
藤原伊尹の私家集。194首を収める。成立年、自撰・他撰の別は未詳。冒頭41首は下級官人を主人公とする恋物語風のまとまりになっており、この部分は晩年の伊尹の自撰である可能性が高いとされる。