世帯仏法腹念仏
仏法も念仏も、要するに現世の生活のためのものにほかならないの意。「—、口に食ふが一大事」〈浄・今宮の心中〉
世帯を破る
夫婦別れをする。「世帯破る時分、暇 (いとま) の状は取っておく」〈浮・五人女・一〉
せたいぐすり【世帯薬】
世帯を営むのに役に立つこと。「とかく年の行きたるが—とぞんじ」〈浮・文反古・二〉
せたいこうせいしきん【世帯更生資金】
都道府県社会福祉協議会が低所得世帯・身体障害者世帯に対し、低利または無利子で貸し付けている資金。昭和30年(1955)創設。
せたいしちょうりつ【世帯視聴率】
あるテレビ番組が、一定の地域内のどれだけの世帯で見られたかを示す割合。ふつう視聴率という場合はこの数値をさす。最小単位は毎分視聴率で、これをもとに番組視聴率や時間帯視聴率などが集計される。→個人視聴率 →エッチ‐ユー‐ティー(HUT) [補説]視聴率調査は、テレビ局や広告会社などで共通のデータが必要なことから導入された。日本では第三者機関である株式会社ビデオリサーチが昭和37年(1962)から実施している。近年、インターネットや携帯電話、ゲーム機器の普及に伴ってテレビ離れが進み、視聴率が低下する傾向がみられる。
せたいぬし【世帯主】
世帯の中心となる人。
せたいぶっぽう【世帯仏法】
「世帯仏法腹念仏 (はらねぶつ) 」の略。「古人も、—と申されし事、今以てその通りなり」〈浮・胸算用・五〉
せたいもち【世帯持(ち)】
1 一家を構えて独立の生計を立てること。また、その人。所帯持ち。 2 世帯を維持していくこと。「—のじょうずな主婦」