ぎそううけおい【偽装請負】
実際には派遣労働であるのに、請負契約を装うことで企業が雇用責任を免れようとすること。請負事業は本来、請負業務を発注する会社(委託会社)と業務を引き受ける請負会社が請負契約を結び、請負会社が自社で雇用した労働者に指示を出して業務を完成させるものである。請負会社が委託会社に労働者を派遣し、委託会社の指示のもとで業務を行わせることは派遣事業とみなされ、労働者派遣契約を結ばずにこうした派遣を行うことは労働者派遣法および職業安定法に違反する。派遣事業の場合、派遣先の委託会社は使用者として労働時間管理や安全衛生の確保などの責任を負うが、偽装請負の場合、実質的な使用者(委託会社)と契約上の使用者(請負会社)が一致しないため、責任の所在が不明確になりがちで、雇用や安全上の問題が生じやすくなるおそれがある。 [補説]請負労働者への業務上の指示を請負会社が行わない限り、請負事業とは認められない。例えば、委託会社の管理者が請負労働者に対して作業方法などを文書または口頭で指示する場合や、請負労働者が委託会社の社員と同じ職場で作業しているため必然的に委託会社の担当者から直接指示を受ける状況にある場合、請負会社の管理者が請負労働者を兼ねていて他の請負労働者を十分に管理できない場合などは、いずれも偽装請負とみなされる。
ぎそうそしき【偽装組織】
⇒フロント組織
ぎそうしゅっこう【偽装出向】
実態は労働者派遣であるのに、出向の形をとって労働者を就業させること。→偽装請負 [補説]事業者間で出向契約を締結して労働者を出向させていても、雇用機会の確保、経営・技術指導、職業能力開発、企業グループ内の人事交流などの正当な目的がなく、人材・労働力を提供するための事業として行われている場合は、職業安定法で禁止されている労働者供給事業にあたるとみなされる。
出典:gooニュース
「食品偽装」も横行、意外と知らない「馬肉と戦争」との関係とは
なぜ馬肉を牛肉と偽る食品偽装が横行していたかというと、戦前の馬肉が牛肉よりも大幅に安かったからだ。現在は高価な馬肉だが、戦前は牛肉どころか、鶏肉や豚肉よりも安い最も安価な畜肉だったのだ。 戦前の和牛の肉も、現在よりは安価だった。というのも、当時の和牛は現在のように食肉専用に育成された和牛ではなく、農耕や運輸に使用されていた使役牛を流用していたからだ。
長野・須坂市の返礼品産地偽装、総務相が指定取り消しも検討…「フルーツの街のブランディング揺らいだ」
長野県須坂市のふるさと納税の返礼品であるシャインマスカットの産地が偽装されていた問題で、村上総務相は21日の閣議後記者会見で、市に報告を求めた上で、ふるさと納税の対象自治体の指定取り消しを含めた対応を検討する考えを示した。市は同日、偽装を行った事業者について、契約解除したことを明らかにした。 総務省などによると、産地偽装を行ったのは「日本グルメ市場」(和歌山県)。
「私の判断ミス」返礼品の産地偽装問題で市長が説明、市には苦情も
長野県須坂市のふるさと納税の返礼品に他県産のシャインマスカットが混在していた問題で、三木正夫市長は21日、返礼品を扱う業者の産地偽装を把握しながら、ふるさと納税の募集を続けていたことについて「私の判断ミスだった」などと述べ、今後、自身の責任を明らかにする考えを示した。 総務省などが問題を公表した18日夕、三木市長は臨時の記者会見を開いて説明。
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