なんぶうしおいうた【南部牛追い唄】
岩手県の民謡。西和賀 (にしわが) 町沢内地方の米を牛の背にのせ、南部藩の米蔵のある盛岡などに運ぶ際に牛方たちが歌ったもの。
なんぶうま【南部馬】
南部地方から産する馬。体が大きく強健。
なんぶうまかたぶし【南部馬方節】
岩手県東部の民謡。下閉伊 (しもへい) ・上閉伊地方の馬子唄。博労 (ばくろう) が馬市への往復に、馬を曳 (ひ) きながら歌ったもの。
なんぶおり【南部織】
南部地方から産する紬 (つむぎ) ・縮緬 (ちりめん) などの織物。
なんぶがま【南部釜】
盛岡一帯で鋳造される茶の湯釜。延宝(1673〜1681)ごろに京都の釜師小泉仁左衛門清行が盛岡に移り、黒木山の鉄、北上川の砂鉄で鋳造を開始したとされる。
なんぶごよみ【南部暦】
南部地方で作られた暦。文字の読めない人でもわかるように、すべて絵によって月日、農事の気候などを一枚刷りで表したもの。南部絵暦。
なんぶじま【南部縞】
南部地方から産する絹の縞 (しま) 織物。
なんぶせんべい【南部煎餅】
水溶き小麦粉を焼き固めた煎餅の一。青森県東部から岩手県北部の南部氏旧支配地域の特産。生地に甘味を加え、ごまや落花生を入れて円形に焼いたものが多い。
なんぶそう【南部草】
メギ科の多年草。東北地方や北海道の山地に自生し、高さ30〜40センチ。葉は細長い柄で立ち、広卵形や扇形の3枚の小葉からなる。夏、雄しべと雌しべだけの花を穂状につける。
なんぶちゅうへい【南部忠平】
[1904〜1997]陸上競技選手。北海道の生まれ。昭和6年(1931)走り幅跳びで7メートル98の世界新記録を樹立、翌年のロサンゼルスオリンピックでは三段跳びで優勝。