出典:gooニュース
靖国戦没者合祀、遺族側が敗訴 最高裁「除斥期間が経過」 裁判官1人が反対意見
靖国神社への合祀に関する国の情報提供の是非が争われた訴訟で、最高裁が判決を出すのは初。遺族側敗訴の2審東京高裁判決が確定した。裁判官4人のうち3人の多数意見。三浦守裁判官(検察官出身)は、高裁に審理を差し戻すべきだとの反対意見を述べた。原告らの父親は昭和34年10月までに合祀。訴訟が提起されたのは54年後の平成25年10月だった。
韓国人の靖国合祀 遺族側敗訴確定「あきれて言葉が出ない」
【東京聯合ニュース】第2次世界大戦中に旧日本軍の軍人・軍属として従軍し、靖国神社に合祀(ごうし)された韓国人の遺族27人が、日本に合祀の取り消しなどを求めた訴訟の上告審で、日本の最高裁は17日、遺族側の上告を棄却した。 遺族は父親や兄弟が、韓国侵略を正当化する場所として批判される靖国神社に事前の通知なしに合祀されたのは認められないとして2013年に提訴した。
靖国合祀国賠訴訟、原告敗訴=「除斥」で、判事1人は反対意見―最高裁
岡村裁判長は、靖国神社への合祀が1959年、原告の提訴は2013年だったことから「除斥期間が経過しているのは明らかだ」と述べた。情報提供の違法性については判断しなかった。 三浦裁判官は反対意見で、原告側主張を前提にすれば、国は靖国神社合祀に直接的に協力し、政教分離の問題で憲法に違反したとも指摘した。
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