ちきゅうだえんたい【地球楕円体】
地球の形と大きさを、ジオイドに基づいて定めた回転楕円体。測量の基準となるものは準拠楕円体とよばれる。→ベッセル楕円体 →GRS80楕円体 →WGS84楕円体
ちきゅうちょうせき【地球潮汐】
月や太陽の引力(潮汐力)によって起こる地球の周期的変動。海と同様の潮汐現象が固体部分に生ずるもので、地面の上下運動のほか、重力変化や土地の伸縮もみられる。
ちきゅうぶつりがく【地球物理学】
物理学の手法を用いて地球全体や、その各部分を研究する学問。測地学・地震学・地球電磁気学・海洋学・気象学などを含む。
ちきゅうかんきょうへんどうかんそくミッション【地球環境変動観測ミッション】
宇宙航空研究開発機構(JAXA (ジャクサ) )が推進する地球観測計画。国際的枠組みの全球地球観測システム(GEOSS)と連携する。数機の水循環変動観測衛星(GCOM-W)と気候変動観測衛星(GCOM-C)を打ち上げ、宇宙から地球全体の環境変動を長期間継続的に観察。海面水温・降水量・水蒸気量・土壌水分、および雲・エアロゾル・植生・氷雪などのデータを集め、気候変動予測・気象予報・食料資源管理などに利用する。GCOM (ジーコム) (Global Change Observation Mission)。 [補説]平成24年(2012)5月にGCOM-Wの1号機「しずく」が打ち上げられた。
ちきゅうかんそくにかんするせいふかんかいごう【地球観測に関する政府間会合】
全球地球観測システム(GEOSS)の構築を推進する国際的な組織。平成17年(2005)の第3回地球観測サミットで設置が決定された。本部はジュネーブ。GEO(Group on Earth Observations)。→地球環境変動観測ミッション
ちきゅうていきどう【地球低軌道】
⇒低軌道
ちきゅうがいせいめい【地球外生命】
地球以外の惑星や宇宙空間など、地球の大気圏外に生存している生命体。知的生命でないものも含む。また、宇宙飛行士や宇宙船内の実験用生物など地球に由来するものは含まない。
ちきゅうきんぼうしょうわくせい【地球近傍小惑星】
火星より内側の地球近傍に軌道をもつ小惑星の総称。軌道要素によって分類されたアポロ群・アテン群・アモール群の三つの群がある。その中で地球に0.05天文単位(約750万キロメートル)以内に接近し、直径100メートル以上のものは「潜在的に地球と衝突する恐れがある小惑星(PHA)」とよばれ、NASA(米航空宇宙局)による追跡プロジェクト(NEAT)が続けられている。地球接近小惑星。近地球型小惑星。アポロアモールアテン型小惑星。AAA天体。NEA(near earth asteroid)。→地球近傍天体
ちきゅうきんぼうしょうわくせいついせき【地球近傍小惑星追跡】
⇒ニート(NEAT)
ちきゅうきんぼうてんたい【地球近傍天体】
地球の近傍に軌道をもつ天体の総称。小惑星や彗星、流星体など。地球に衝突する可能性があるとして、捜索・軌道予測が行われる。地球接近天体。NEO(near earth object)。→地球近傍小惑星 →ピー‐エッチ‐エー(PHA)