ほったまさとし【堀田正俊】
[1634〜1684]江戸前期の政治家。下総 (しもうさ) 古河 (こが) 藩主。将軍徳川綱吉擁立に功をあげて大老となったが、殿中で若年寄の稲葉正休 (まさやす) に刺殺された。
ほったまさよし【堀田正睦】
[1810〜1864]江戸末期の幕府の老中。下総 (しもうさ) 佐倉藩主。ハリスと日米通商交渉に当たり、また、将軍継嗣問題で一橋慶喜を支持したが、井伊直弼の大老就任で罷免された。
ほったやいち【堀田弥一】
[1909〜2011]登山家。富山の生まれ。昭和11年(1936)、立教大登山隊の隊長として北インドの未踏峰ナンダコートに挑み、日本人初のヒマラヤ登頂に成功した。著作に「ヒマラヤ初登頂」など。
ほったよしえ【堀田善衛】
[1918〜1998]小説家。富山の生まれ。上海に渡るが、敗戦後中国国民党宣伝部に徴用される。帰国後、本格的に作家活動に入り、「広場の孤独」「漢奸 (かんかん) 」で芥川賞受賞。「いちばん遅くやってきた戦後派」と称される。他に「方丈記私記」「ゴヤ」など。