年取り(としとり)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・毎年の暮れに、郷里のほうから年取りに上京して、その時だけ私たちと一緒になる太郎よりも、次郎のほうが背はずっと高くなった。 茶の間の柱のそばは狭い廊下づたいに、玄関や台所への通い口になっていて、そこへ身長を計りに行くものは一人ずつその柱を・・・
島崎藤村
「嵐」
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・・・ お前様みたいな方は、若いうちも年取りなっても同じなんべえけど、己等みたいなものは、婆になったらはあ、もうこれだ、これだ。と変な笑い方をして手を左右に振った。 けれ共、この婆には、実の子が二人もあって皆男で今は村で百姓をして・・・
宮本百合子
「農村」
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