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辞書
1 畳んでふところに入れておく紙。臨時に書状や詩歌の料紙に用いたり、茶席で菓子を取り分けたり茶碗の縁などをふくのに用いたりする。ふところがみ。畳紙 (たとうがみ) 。
2 詩歌・連歌・俳諧を正式に記録、詠進するときに用いる料紙。檀紙 (だんし) ・奉書紙・杉原紙など。寸法・折り方・書き方などにおのおの規定がある。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
かいしだて【懐紙立て】
懐紙を用いて和歌・連歌などを作ろうとすること。
出典:青空文庫
・・・寄せると、軽く捻った懐紙、二隅へはたりと解けて、三ツ美く包んだの・・・ 泉鏡花「伊勢之巻」
・・・ん、――そこで、その懐紙を、引裂いて、ちょっと包めた分が、白くな・・・ 泉鏡花「開扉一妖帖」
・・・供物をした、二つ折の懐紙を視た。備えたのはビスケットである。これ・・・ 泉鏡花「燈明之巻」
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