とだきょくざん【戸田旭山】
[1696〜1769]江戸中期の医師。備前の人。名は斎。通称、斎宮 (いつき) 。本草学にすぐれ、大坂で開業。著「救生堂圃史」「医学名数」など。
とだじょうせい【戸田城聖】
[1900〜1958]宗教家。石川の生まれ。本名は甚一。牧口常三郎とともに創価教育学会を設立。第二次大戦後、同会を創価学会として再建し、第2代会長となる。折伏 (しゃくぶく) による布教を推進し、また公明党結成の基礎をつくった。
とだていぞう【戸田貞三】
[1887〜1955]社会学者。兵庫の生まれ。東大教授。実証的な調査研究法を重視した社会学の確立に貢献。第1回の国勢調査の資料を基礎に日本の家族構成を分析。著「家族構成」など。
とだもすい【戸田茂睡】
[1629〜1706]江戸前期の歌学者・歌人。駿河の人。名は恭光 (やすみつ) 。通称、茂右衛門。号、梨本 (なしのもと) ・隠家。岡崎藩本多氏に仕えたが、のち江戸浅草に隠棲。二条家の歌学を批判して用語の自由を主張。著「梨本集」「紫の一本」「僻言調 (ひがごとしらべ) 」など。
とだりゅう【戸田流】
1 剣術の一派。前田利家の家臣戸田越後綱義を祖とする。 2 薙刀 (なぎなた) の一派。嘉永年間(1848〜1854)に岩根左橘正承の創始。