しぐれかん【時雨羹】
和菓子の一。赤小豆のこしあんに、しん粉と砂糖・塩少々をまぜ合わせ、そぼろにして四角の枠に入れて蒸したもの。
しぐれき【時雨忌】
松尾芭蕉 (まつおばしょう) の忌日。陰暦10月12日。時雨の多い季節であること、また芭蕉が時雨を好んで句作に用いたことにちなむ。翁忌 (おきなき) 。桃青忌。芭蕉忌。《季 冬》
しぐれごこち【時雨心地】
1 時雨の降りそうな空模様。 2 涙の出そうな気持ち。「大空は曇らざりけり神無月—は我のみぞする」〈拾遺・恋一〉
しぐれづき【時雨月】
陰暦10月の異称。《季 冬》「おもひ出す空の機嫌も—/浪化」
しぐれに【時雨煮】
ハマグリなどのむき身に、ショウガを加えて佃煮 (つくだに) 風に煮上げた料理。
しぐれはまぐり【時雨蛤】
ハマグリをむき身にしてショウガを加えてゆで、たまり醤油で煮詰めたもの。三重県桑名の名産。
しぐれまんじゅう【時雨饅頭】
和菓子の一。こしあんに、しん粉・砂糖などを加えたものであんを包み、蒸したもの。