ひょうじゅんえき【標準液】
濃度が正確にわかっている溶液。滴定に用いる。標準溶液。
ひょうじゅんおん【標準音】
音楽で、音の絶対的な高さを定める際の標準となる音。時代・地域により差はあるが、現在は一般に(一点イ)音を440ヘルツとした国際標準音が広く用いられている。
ひょうじゅんおんどけい【標準温度計】
温度計を検定する際に標準として利用される温度計。
ひょうじゅんか【標準化】
[名](スル) 1 標準に合わせること。また、標準に近づくこと。「まちまちの技術力を—する」 2 何もしなければ多様化・複雑化し、無秩序になってしまう事柄について、秩序が保たれる状態を実現するために、誰もが共通して使用できる一定の基準を定めること。製品やサービスの品質・性能・安全性・互換性の確保、利便性の向上、試験・評価方法の統一などを目的として、統一された規格をつくる過程をいう。「商品の規格を—する」
ひょうじゅんかせき【標準化石】
⇒示準 (しじゅん) 化石
ひょうじゅんきかく【標準規格】
製品・サービス・組織・システムなどの品質・利便性・生産性等の安定・向上などを目的として、標準化団体が定める、統一された基準。ISO規格・日本産業規格(JIS)・日本農業規格(JAS)など。 [補説]規格を制定する機関や適用される範囲によって、国際規格・地域規格・国家規格・団体規格・社内規格などに分類される。
ひょうじゅんきかん【標準軌間】
鉄道線路の軌間が1.435メートルのもの。日本では新幹線などで採用。
ひょうじゅんきんり【標準金利】
市中銀行が一流企業向けの貸し出しに適用する最優遇金利。米国のプライムレートにならって導入された。→短期プライムレート
ひょうじゅんけんさ【標準検査】
検査の実施条件や結果の処理方法が細かく規定され、母集団から抽出された標本による明確な評価基準が設けられた、客観性のある検査。知能検査・学力検査・適性検査など。標準テスト。
ひょうじゅんご【標準語】
一国の公用文や教育・放送などで用いる規範としての言語。標準語の普及を目的として文部省が編した小学校の「国定読本」(明治37〜昭和24年)は、東京山の手地区に行われる、教養ある階層の言語に基づいている。なお「標準語」という用語は、明治23年(1890)に岡倉由三郎が最初に使った。→共通語