しょうのうせい【樟脳精】
カンフルチンキ。
しょうのうだま【樟脳玉】
樟脳を玉状にしたもの。水に浮かべて点火しても消えたり熱くなったりしないので、明治頃まで子供の玩具にされた。
しょうのうなんこう【樟脳軟膏】
樟脳をゴマ油・牛脂などで練った白色の軟膏。打撲傷などに用いる。カンフル軟膏。
しょうのうのき【樟脳の樹】
クスノキの別名。
しょうのうび【樟脳火】
樟脳を燃やした青い火。近世の歌舞伎で、狐火 (きつねび) や人魂 (ひとだま) などに用いた。
しょうのうゆ【樟脳油】
樟脳を蒸留・分離した残りの油。黄褐色の液体。これをさらに精留して白油(片脳油)・赤油・藍油 (らんゆ) を得る。防虫防臭剤・香料・医薬品などの原料にする。