みんぞくいしき【民族意識】
ある民族に属しているという自覚。同じ民族の仲間という連帯感。
みんぞくいしょう【民族衣装】
その民族の独特の衣服。日本の着物、ベトナムのアオザイ、インドのサリーなど。
みんぞくうんどう【民族運動】
民族の独立や統一を達成しようとするさまざまな運動。→民族解放運動
みんぞくおんがく【民族音楽】
世界の諸民族が独自に伝承してきた音楽。
みんぞくかいほううんどう【民族解放運動】
植民地・従属国などで、抑圧されている民族が、他民族・他国家の支配・干渉を排除して、民族の独立を実現しようとする運動。19世紀の欧米諸国に起こり、第二次大戦後のアジア・アフリカ諸国で広く行われた。また、一国内の少数民族が多数民族からの解放を求める運動についてもいう。
みんぞくがく【民族学】
諸民族の文化の特質を歴史的に、あるいは他文化と比較して研究する学問。人類学の一部門。エスノロジー。
みんぞくけい【民族系】
その国またはその民族によるものであること。「—の自動車メーカー」「—資本」
みんぞくこっか【民族国家】
歴史的、文化的に形成された、民族を基盤としてつくられた近代国家。国民国家。
みんぞくし【民族誌】
特定の民族集団の文化・社会・環境など生きている世界についての具体的な記述。エスノグラフィー。
みんぞくじけつしゅぎ【民族自決主義】
各民族は、その政治体制や帰属をみずからの意志で決定する権利をもち、他の民族や国家による干渉を認めないとする思想や運動。第一次大戦後、アメリカのウィルソン大統領が提唱。第二次大戦後は植民地独立運動の指導原理となった。