えきたいヘリウム【液体ヘリウム】
液化したヘリウム。ヘリウムはすべての物質中沸点が最低で、セ氏零下268.9度で得られる。極低温の冷却剤として広く使用。また超流動などの特異な性質を示すため、物性論的な研究の対象となる。
えきたいまさつ【液体摩擦】
液体が形を変えようとするときに生じる内部摩擦。
えきたいレーザー【液体レーザー】
誘導放出を起こす媒体として液体を用いるレーザー。気体の原子や分子などを管内などに封入して励起する。粉末状の色素を有機溶媒に溶かして発振媒体とする色素レーザーが知られる。
えきたいねんりょうロケット【液体燃料ロケット】
⇒液体ロケット
えきたいロケット【液体ロケット】
化学ロケットの一種。液体の燃料と酸化剤を燃焼して高温・高圧のガスを発生させ、ノズルから超音速で噴き出すことで推力を得る。固体ロケットに比べ、推力の調整が容易で正確な誘導制御が可能だが、構造が複雑なため開発や製造が難しい。液体燃料ロケット。
えきたいすいしんざい【液体推進剤】
液体燃料と酸化剤からなるロケットの推進剤。液体水素と液体酸素、ケロシンと液体酸素、ヒドラジンと四酸化二窒素などの組み合わせが使われている。液体推進薬。→固体推進剤
えきたいすいしんやく【液体推進薬】
⇒液体推進剤
えきたいクロマトグラフィー【液体クロマトグラフィー】
試料が溶け込んだ溶媒を、充塡剤が詰められた管中に通し、分子の大きさや電荷の差による移動速度の差を利用して、各成分を分離する方法。高圧をかけることで短時間に分離を可能とする高速液体クロマトグラフィー(HLPC)が広く用いられる。
えきたいきんぞくナトリウム【液体金属ナトリウム】
金属ナトリウムが液化したもの。空気や水に触れると激しく反応する。 [補説]熱伝導率が高く、中性子を減速させず、沸点が高い(セ氏883度)などの性質から、高速増殖炉の冷却材として用いられる。
えきたいせんざい【液体洗剤】
液体状の洗剤。特に、洗濯用のものについていう。