くまのなちたいしゃ【熊野那智大社】
和歌山県東牟婁 (ひがしむろ) 郡那智勝浦町にある神社。主祭神は熊野夫須美神 (くまのふすみのかみ) 。那智の滝を中心として、中世修験道とともに栄えた。熊野三社の一。平成16年(2004)「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産(文化遺産)に登録された。飛滝 (ひろう) 権現。那智権現。熊野那智神社。那智。
くまのにますじんじゃ【熊野坐神社】
⇒熊野本宮大社 (くまのほんぐうたいしゃ)
くまのはやたまたいしゃ【熊野速玉大社】
和歌山県新宮市にある神社。旧官幣大社。主祭神は熊野速玉神。熊野三社の一。平成16年(2004)「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産(文化遺産)に登録された。熊野新宮。熊野権現。熊野速玉神社。新宮。
くまのびくに【熊野比丘尼】
中世から近世にかけ、地獄極楽の絵解きをしながら、熊野三所権現勧進のため諸国を歩いた尼僧。小歌や俚謡 (りよう) をうたい物乞いをして歩いた。のちには、売色を業とする者もいた。歌比丘尼。勧進比丘尼。
くまのほんぐうたいしゃ【熊野本宮大社】
和歌山県田辺市本宮町本宮にある神社。旧官幣大社。主祭神は家都御子神 (けつみこのかみ) 。中世、熊野大権現と称し、修験道とともに栄えた。熊野坐 (くまのにます) 神社は旧称。熊野三社の一。平成16年(2004)「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産(文化遺産)に登録された。熊野本宮。本宮。
くまのまんだら【熊野曼荼羅】
熊野三山を描いた垂迹 (すいじゃく) 画の一種。熊野三所権現に対する信仰から生まれたもの。
くまのみずき【熊野水木】
ミズキ科の落葉高木。葉は対生し、卵状長楕円形で裏側は白色を帯びる。6、7月ごろに白色の小花を密集してつけ、果実は黒く熟す。
くまのもうで【熊野詣で】
熊野三社に参詣すること。熊野参詣。
くまのやまぶし【熊野山伏】
熊野三社を根拠地として修行する山伏。
くまのしんこう【熊野信仰】
熊野三社を中心とする信仰。