生死即涅槃
悟った仏智 (ぶっち) から見れば、生死の迷いの境界そのままが、不生不滅の涅槃の境界であるということ。煩悩 (ぼんのう) 即菩提 (ぼだい) 。
生死を離る
悟りを開いて煩悩を捨て、生死流転を繰り返す世界から脱する。生死を出 (い) ず。
しょうじじょうや【生死長夜】
仏語。生死を繰り返す迷いの尽きないことを、長い夜の夢にたとえていう語。生死の闇 (やみ) 。
しょうじのうみ【生死の海】
「生死の苦海 (くがい) 」に同じ。
しょうじのくがい【生死の苦海】
輪廻転生 (りんねてんしょう) の限りない苦しみを、海にたとえていう語。欲界・色界・無色界の三界 (さんがい) をさす。生死の海。
しょうじのやみ【生死の闇】
悟ることができず、生死流転 (るてん) を繰り返す迷いの世界を闇にたとえた語。
しょうじむじょう【生死無常】
仏語。人生ははかなく、無常であるということ。
しょうじりんね【生死輪廻】
「生死 (しょうじ) 2」に同じ。
しょうじるてん【生死流転】
仏語。衆生 (しゅじょう) が、生死を繰り返し、はてしなく三界六道の迷界をめぐること。