おとこのぞみ【男望み】
女が男の容姿・才能などについてえり好みをすること。また、そのような女。
おとこのたましい【男の魂】
《男の魂が宿るものとしたところから》刀剣のこと。→女の魂「—といふ脇指一腰もなくて」〈浮・織留・三〉
おとこばしょり【男端折り】
《男がするところから》和服の後ろの裾 (すそ) をまくり上げて帯に挟むこと。
おとこばしら【男柱】
橋・階段などの左右の端にある大きな柱。親柱。おばしら。
おとこばら【男腹】
男ばかり産む女。→女腹 (おんなばら)
おとこひでり【男旱り】
男が少ないため、女が結婚や恋愛などの相手を求めにくいこと。⇔女ひでり。
おとこぶり【男振り】
1 男としての容姿や気性。おとこっぷり。「—がいい」⇔女振り。 2 男の風采 (ふうさい) がよいこと。また、その人。美男。おとこまえ。おとこっぷり。「なかなかの—だ」 3 男子としての面目。「危機を救って—を上げる」
おとこべや【男部屋】
下男などが寝起きする部屋。⇔女部屋。
おとこまい【男舞】
1 中世、白拍子 (しらびょうし) が、白い水干 (すいかん) に立烏帽子 (たてえぼし) 、白鞘巻 (しろさやまき) の太刀という男装で舞ったという舞。 2 能で、直面 (ひためん) の男が舞う勇壮な舞。また、そのときの囃子 (はやし) 。 3 歌舞伎舞踊で、白拍子の男舞の手を取り入れた踊り。
おとこまえ【男前】
1 男としての容姿。特に顔だち。「—が上がる」 2 「男振り2」に同じ。美男。「—の役者」 3 性格や態度が男らしいこと。男気があること。