留守を預かる
主人や家族が不在の間、留守番の責任を負う。「実家の—・る」
留守を使う
不在であるように見せかける。居留守 (いるす) を使う。「借金取りに—・う」
るすい【留守居】
[名](スル) 1 「留守1」に同じ。「頼まれて—する」 2 江戸幕府の職名。老中の支配下にあって、大奥の取り締まり、奥向き女中の諸門の出入り、諸国関所の女手形などの事務、また、将軍不在のときは江戸城中の警衛などをつかさどった。留守居年寄。奥年寄。 3 江戸時代、諸大名が、その江戸屋敷に置いた職名。幕府との公務の連絡や他藩の留守居役との交際・連絡を担当。聞番役。留守居役。 4 江戸時代、諸大名が、その大坂蔵屋敷に置いた職名。藩の産米・特産物などの町人への売り渡しや会計事務などを担当。留守居役。
るすいばん【留守居番】
留守居2に当たった役。
るすがち【留守勝ち】
[名・形動]不在の場合が多いこと。また、そのさま。「出張が多くて—な(の)父親」
るすがみ【留守神】
神無月 (かんなづき) に出雲に参集せず、その土地にとどまるという神。恵比須神が多いが、地方によって違いがある。
るすたく【留守宅】
留守の家。また、主人などが不在の家。「—を守る」
るすどころ【留守所】
平安・鎌倉時代、遥任などで国司が在京する場合、目代・在庁官人が国務を執るための現地の政庁。
るすばん【留守番】
[名](スル) 1 「留守1」に同じ。「子供に—させる」 2 江戸時代、大坂城あるいは二条城の番士の称。城番。
るすばんでんわ【留守番電話】
1 留守中に電話がかかると自動的に作動し、録音してある音声で応答したり、相手の用件を録音したりする電話機。 2 携帯電話のサービスの一。電話に出られないときなどに自動応答し、相手の吹き込んだ録音を一時的にサービスセンターで保管するもの。