なおきさんじゅうご【直木三十五】
[1891〜1934]小説家。大阪の生まれ。本名、植村宗一。「時事新報」に月評を執筆。のち、時代小説「南国太平記」で流行作家となり、大衆文学の向上に貢献。他に「荒木又右衛門」「楠木正成」など。
なおきさんじゅうごしょう【直木三十五賞】
「直木賞」の正式名称。
なおきしょう【直木賞】
直木三十五の業績を記念し、昭和10年(1935)菊池寛の提唱により創設された文学賞。毎年2回、大衆文学の新進・中堅作家に贈られる。第1回の受賞者は川口松太郎。直木三十五賞。→芥川賞
なおきまつたろう【直木松太郎】
[1891〜1947]野球指導者。京都の生まれ。慶大在学中に米国の野球規則を翻訳して出版。また、独自のスコア記録法を確立。慶大監督、東京六大学野球連盟規則委員を務め、野球ルールの基礎を築いた。