出典:gooニュース
石神遺跡、天武天皇期の大型塀跡 東西133メートル、役所を区画か
飛鳥時代に国内外の使節を招く迎賓館があったとされる奈良県明日香村の石神(いしがみ)遺跡で、天武天皇の時期にあたる7世紀後半から末の長大な塀跡が見つかり、奈良文化財研究所が6日、発表した。これまでの調査と合わせて、塀は東西133メートルに及ぶことが判明。塀で囲まれた区画には役所などがあったと推定され、当時の政治体制を考える上で貴重な資料になりそうだ。
飛鳥時代の「迎賓館」石神遺跡の規模が東西約133メートルと判明 新たに遺跡の「東南の隅」見つかる
飛鳥時代の「迎賓館」とされる奈良県明日香村の石神遺跡。新たに遺跡の「東南の隅」が見つかり、遺跡が東西約133メートルの規模だったことが判明しました。奈良県明日香村の石神遺跡は、奈良文化財研究所が1981年から発掘調査を続けています。今回新たに見つかったのは、7世紀後半から末にかけ石神遺跡の南端を区切る掘立柱塀の跡です。
奈良の石神遺跡、133mの塀跡 7世紀、供宴施設の解体後に整地
奈良県明日香村の石神遺跡にあった、飛鳥時代の東西方向の塀跡(7世紀後半から末)は長さ約133mと判明し、奈良文化財研究所が6日、発表した。 7世紀半ばの斉明天皇のころには、外国使節をもてなす迎賓館のような供宴施設があったとされるが、7世紀後半には、それらを壊して整地し、新たに塀や建物がつくられていた。この時期に石神遺跡には役所のような施設があったと推定されている。
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