秋祭(り)(あきまつり)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・謂わんや、ふるさとの人々の炉辺では、辻馬の家の末弟は、東京でいい恥さらしをしているそうだのう、とただそれだけ、話題に上って、ふっと消え、火を掻き起してお茶を入れかえ、秋祭りの仕度に就いて話題が移ってゆく、という、そんな状態ではないかと思う。・・・
太宰治
「善蔵を思う」
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・・・この間の村の秋祭りには、あなた方のことをお祈りになって御馳走をおこしらえになり、若い連中をおよろこばせになったそうです。多賀ちゃん、静にしておいで、と障子をしめてちゃんと坐っていらっしゃるから何がはじまるのかと思ったら、三味線で春雨やなんか・・・
宮本百合子
「二人の弟たちへのたより」
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