織(り)地(おりじ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・「あのね、これはちっともよくないんだけれど、平常着になるような羽織地だからね。――どこへ行ったって其じゃあ働けないから。……縫って著て。――本当に此那ことになって私気の毒で仕様がないのよ。――それからこっちはね」 彼女は、少しばつの・・・
宮本百合子
「或る日」
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・・・傍に頭を五分刈にして、織地のままの繭紬の陰紋附に袴を穿いて、羽織を着ないでいる、能役者のような男がいて、何やら言ってお酌を揶揄うらしく、きゃっきゃと云わせている。 舟は西河岸の方に倚って上って行くので、廐橋手前までは、お蔵の水門の外を通・・・
森鴎外
「百物語」
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