かんけいかい【菅家遺誡】
教訓書。2巻。著者未詳。室町時代の成立といわれる。公家で守るべきことを菅原道真に仮託して33条にまとめたもの。神事・田猟・武備・刑罰・冠婚葬祭などに分類。菅家遺訓。かんけゆいかい。
かんけこうしゅう【菅家後集】
平安中期の漢詩集。1巻。菅原道真著。延喜3年(903)までに成立。正式の書名は「西府新詩」。大宰府へ流されてから作った詩46編を収録。道真が死の直前に紀長谷雄 (きのはせお) に贈ったもの。菅家後草。
かんけぶんそう【菅家文草】
平安中期の漢詩文集。12巻。菅原道真著。昌泰3年(900)成立。前半に詩468編、後半に賦・奏状・願文などを収める。
かんけまんようしゅう【菅家万葉集】
「新撰万葉集」の異称。