観念の臍を固める
もはやこれまでとあきらめ、覚悟する。
かんねんけいたい【観念形態】
⇒イデオロギー
かんねんしゅぎょう【観念修行】
もっぱら観念の行を修すること。また、観念と修行。観行。
かんねんしょうせつ【観念小説】
ある観念の具象化を目的として書かれた小説。特に日清 (にっしん) 戦争直後に現れた、現実社会の矛盾・暗黒面に対する作者の観念を問題意識として提出した小説をさす。泉鏡花の「夜行巡査」「外科室」、川上眉山 (かわかみびざん) の「書記官」「うらおもて」など。
かんねんせい【観念性】
主観的な観念によってのみ構成されていること。また、そういう性質。→実在性
かんねんてき【観念的】
[形動]具体的事実に基づかずに頭の中で組み立てられただけで、現実に即していないさま。「—でわかりにくい映画」
かんねんてききょうごう【観念的競合】
一個の行為が同時に数個の罪名に触れる場合をいう語。そのうちの最も重い刑によって処断される。想像的競合。
かんねんねんぶつ【観念念仏】
阿弥陀仏や浄土を観想すること。観想念仏。→口称 (くしょう) 念仏
かんねんほんいつ【観念奔逸】
考えが次々と方向も決まらずにほとばしり出る状態。躁病によくみられる。
かんねんれんごう【観念連合】
ある観念とある観念とが結びつくこと。また、その結びついたもの。連想。