たにぐちごろう【谷口五郎】
[1901〜1980]野球選手・指導者。佐賀の生まれ。早大で投手として活躍し、同校の黄金時代を築いた。卒業後、大連実業団に入り都市対抗野球で投打に活躍、チームを優勝に導く。戦後は巨人・大洋(横浜DeNAの前身)のコーチを務め、多くの投手を育成した。
たにぐちしゅうらく【谷口集落】
河川が山間部から平野に出るところに開けた集落。山方と里方との物資の交易地となる。渓口 (けいこう) 集落。
たにぐちせんきち【谷口千吉】
[1912〜2007]映画監督。東京の生まれ。妻は女優の八千草薫。黒沢明との共同脚本「銀嶺の果て」で監督デビュー。代表作は、漁場を舞台にした荒々しいタッチの「ジャコ万と鉄」、反戦映画として名高い「暁の脱走」など。
たにぐちぶそん【谷口蕪村】
⇒与謝蕪村 (よさぶそん)
たにぐちまさはる【谷口雅春】
[1893〜1985]宗教家。「生長の家」の創始者。兵庫の生まれ。大正時代、大本教の機関誌の編集に携わったのち同教を去り、昭和4年(1929)神示を受けて、独自の教義を確立。修養誌「生長の家」を刊行し、光明思想の布教にあたった。著「生命の実相」など。
たにぐちよしろう【谷口吉郎】
[1904〜1979]建築家。石川の生まれ。東工大教授。日本の伝統的な様式を継承した近代建築を多数設計。作品に東宮御所・東京国立近代美術館などがある。また明治村の設立に尽力し、初代館長となった。文化勲章受章。
たにぐちよしお【谷口吉生】
[1937〜 ]建築家。東京の生まれ。吉郎の長男。丹下健三に師事。資生堂アートハウスで日本建築学会賞を受賞し、その後も土門拳記念館、葛西臨海水族園などを設計。平成13年(2001)には、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の改築を手がけた。