出典:gooニュース
「移民送還担当」にホーマン氏=国連大使はステファニク氏―米新政権
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は10日、新政権の最優先課題に位置付ける国境管理や不法移民送還計画の包括的責任者として、第1次政権で移民税関捜査局(ICE)局長代理を務めたトム・ホーマン氏を任命するとSNSで発表した。一方、女性で気鋭の共和党「トランプ派」として知られるエリス・ステファニク下院議員を国連大使に充てる考えも米メディアに明らかにした。
アングル:トランプ氏の「不法移民大量送還」、費用と根拠法と抵抗勢力
トランプ氏は2017-21年の大統領在任期間中、強制送還を増やすのに手こずっていた。政府統計によれば、強制送還と米国境警備隊によるメキシコへの「即決退去」を合わせると、バイデン政権は2023年度に、トランプ政権時のどの年よりも多くの不法移民を強制送還した計算になる。
トランプ氏、不法移民を大量強制送還する公算大=米調査
移民保護団体などは、強制送還は費用がかさみ、分断を招く上に非人道的だと警告している。しかしトランプ氏は7日のNBCニュースのインタビューで、どれほど費用がかかろうとも大量強制送還の公約を履行すると改めて明言。「これは金額の問題ではない。われわれには本当に選択の余地などないのだ」と強調した。
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