道祖神(さえのかみ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ありようは、五条の道祖神でござる。」「その道祖神が、何としてこれへ見えた。」「御経を承わり申した嬉しさに、せめて一語なりとも御礼申そうとて、罷り出たのでござる。」 阿闍梨は不審らしく眉をよせた。「道命が法華経を読み奉るのは、・・・
芥川竜之介
「道祖問答」
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・・・われ浮世の旅の首途してよりここに二十五年、南海の故郷をさまよい出でしよりここに十年、東都の仮住居を見すてしよりここに十日、身は今旅の旅に在りながら風雲の念いなお已み難く頻りに道祖神にさわがされて霖雨の晴間をうかがい草鞋よ脚半よと身をつくろい・・・
正岡子規
「旅の旅の旅」
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