あみだじ【阿弥陀寺】
山口県下関市阿弥陀寺町にあった真言宗の寺。安徳天皇が葬られ、中世までは浄土宗。明治8年(1875)、寺を廃して赤間宮となる。→赤間神宮 山口県防府 (ほうふ) 市牟礼 (むれ) にある真言宗御室派の寺。山号は華宮山。文治3年(1187)、東大寺大勧進重源 (ちょうげん) が別所として建立。近世初期まで浄土宗であった。
あみだどう【阿弥陀堂】
1 阿弥陀仏を本尊として安置する堂。 2 利休好みの茶の湯釜の一。豊臣秀吉の供で有馬温泉へ出かけた千利休が、阿弥陀堂で大きな湯釜を見つけ、それをかたどり作らせたという。
あみだにょらい【阿弥陀如来】
阿弥陀仏の尊称。
あみだひじり【阿弥陀聖】
空也 (くうや) 上人の異名。 平安末期から鎌倉期にかけて、阿弥陀仏の名を唱えて、人々を勧化 (かんげ) した法師。あみだのひじり。
あみだぶ【阿弥陀仏】
「あみだぶつ」の音変化。
あみだぶつ【阿弥陀仏】
《(梵)Amitābha(無量光仏と訳)Amitāyus(無量寿仏と訳)の音写から》西方浄土の教主。すべての衆生を救おうと48の誓いを立てた仏。浄土宗・浄土真宗では本尊とし、念仏による極楽往生を説く。弥陀。阿弥陀。阿弥陀如来。
あみだほう【阿弥陀法】
密教で、阿弥陀仏を本尊として、和合・滅罪、また死者の救いを祈るために行う修法。阿弥陀護摩。
あみだぼとけ【阿弥陀仏】
「あみだぶつ」に同じ。
あみだまんだら【阿弥陀曼荼羅】
阿弥陀仏を中心として構成された曼荼羅。
あみだわり【阿弥陀割(り)】
阿弥陀仏の後光のように、町の中央部から放射線状に道路を設けるやり方。