あべいそお【安部磯雄】
[1865〜1949]政治家。早大教授。福岡の生まれ。キリスト教社会主義者として、明治34年(1901)片山潜・幸徳秋水らと社会民主党を結成、即日禁止。日露戦争には一貫して非戦論を堅持。学生野球の普及にも尽力。著「社会問題概論」「土地国有論」など。
あべかずしげ【阿部和重】
[1968〜 ]小説家。山形の生まれ。映画監督を目指し上京、自主映画製作のかたわら小説を書き始める。「グランド・フィナーレ」で芥川賞受賞。他に「アメリカの夜」「ABC戦争」「無情の世界」など。
あべこうぼう【安部公房】
[1924〜1993]小説家・劇作家。東京の生まれ。本名、公房 (きみふさ) 。前衛的手法で現代文学に新生面を開いた。小説「砂の女」「他人の顔」「燃えつきた地図」、戯曲「友達」など。
出典:青空文庫
・・・森田さん、鈴木さん、安倍さん、などが、かんかん火を起した炉のまわ・・・ 芥川竜之介「葬儀記」
・・・現に昨日安倍の晴明も寿命は八十六と云っていました。 使 それは陰・・・ 芥川竜之介「二人小町」
・・・んの竈禿の針白髪は、阿倍の遺臣の概があった。「お前様の前だがの、・・・ 泉鏡花「燈明之巻」