きそたいおん【基礎体温】
基礎代謝が行われている状態のときの体温。普通は朝、目を覚ました直後に舌下で計る。女性では、排卵後に体温の上昇がみられるので、受胎調節や健康管理に応用される。BBT(basal body temperature)。
きそたいおんけい【基礎体温計】
基礎体温を測定するための体温計。一般的なものよりも目盛りが細かい。多く、女性が受胎調節や健康管理のために使用することから、婦人体温計ともいう。
きそたいしゃ【基礎代謝】
生命を維持するために必要な最小のエネルギー。基礎代謝量は成人で1日1200〜1500キロカロリー、1日の消費エネルギーの6割から7割とされる。BM(basal metabolism)。 [補説]人間の1日の総エネルギー消費は、大きく基礎代謝、生活活動代謝、食事誘発性熱産生の三つで構成される。
きそてき【基礎的】
[形動]物事の基礎に関連するさま。「—な知識が問われる」「—な研究」
きそてきざいせいしゅうし【基礎的財政収支】
⇒プライマリーバランス
きそねんきん【基礎年金】
昭和61年(1986)から実施された年金制度改正により、全国民を対象に適用される国民年金のうち、共通に支給される定額部分。老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金のこと。 [補説]公的年金の給付で、2階建てのうちの1階部分にあたるもの。2階部分には、賃金報酬に比例する老齢厚生年金と退職共済年金とがある。
きそねんきんばんごう【基礎年金番号】
従来別々であった国民年金(10桁)・厚生年金(10桁)・共済年金(8桁か14桁)の加入者番号を国民年金方式で統一した10桁の番号。保険料滞納や加入漏れの防止が目的。平成9年(1997)1月に導入。 [補説]公的年金業務を社会保険庁が行っていた当時、データを電子化する際の入力ミス、名寄せ作業の不備などが発覚したほか、年金納付記録の消失による受給額の減少、社会保険庁職員による保険料着服などの問題が表面化したことなどから、平成19年(2007)6月に社会保険庁改革関連法案が可決され、平成21年(2009)12月に同庁は廃止。平成22年(2010)1月に日本年金機構が発足し、公的年金の運営業務を引き継いだ。
きそべんぎしゅぎ【起訴便宜主義】
検察官が事件を起訴するかどうかを判断する際に、訴追を必要としないときは不起訴にすることを認める原則。→起訴猶予
きそボルト【基礎ボルト】
⇒アンカーボルト
きそゆうよ【起訴猶予】
検察官が事件を不起訴とする場合の理由の一。法務省訓令の「事件事務規定」に定められた不起訴の裁定の一。被疑事実が明白な場合において、被疑者の性格・年齢および境遇、犯罪の軽重および情状ならびに犯罪後の情況により訴追を必要としないときに適用される。→不起訴