たいようじつ【太陽日】
太陽が、ある子午線を通過してから再びその子午線を通過するまでの時間。視太陽日と平均太陽日とがあり、ふつう後者をさす。
たいようしゅう【大洋州】
⇒オセアニア
たいようしん【太陽神】
太陽を信仰の対象として神としたもの。古代神話などにみられる。
たいようしんわ【太陽神話】
太陽の発生・運行・形体・光と熱などの諸現象を擬人化したり、また太陽神のなりたちなどを説く神話。古代文明地域に多くみられる。
たいようしんわせつ【太陽神話説】
諸民族の神話の意味を解釈する鍵が、太陽を中心とする自然現象にあるとする学説。英国の言語学者マックス=ミュラーが唱えた。
たいようすうはい【太陽崇拝】
自然崇拝の一。太陽を生命の創造者、牧畜の守護者、作物の育成者として宗教的崇拝の対象とするもの。
たいようせいさく【太陽政策】
大韓民国政府の朝鮮民主主義人民共和国に対する友好的外交政策の通称。1998年に大統領に就任した金大中 (キムデジュン) が推進し、盧武鉉 (ノムヒョン) 政権に継承された。政治的目的のために経済を利用しない政経分離を基本に、圧力を用いず、人道支援・経済協力・文化交流などを通じて将来的に南北統一を図ろうとする宥和政策。1991年に盧泰愚 (ノテウ) 政権下で締結された「南北基本合意書」に基づいて、金大中が南北間の相互協力・和解を進め、2000年に南北首脳会談が行われ「南北共同宣言」が締結された。包容政策。 [補説]2006年、北朝鮮が国連の反対を押し切る形で核実験を行ったことから、太陽政策がその資金供給源になった可能性があるとして、政策の是非が論議されている。2007年に発足した李明博 (イミョンバク) 政権内でも太陽政策に関する評価は分かれている。
たいようせいもうまくえん【太陽性網膜炎】
⇒太陽性網膜症
たいようせいもうまくしょう【太陽性網膜症】
太陽を直視することで起こる網膜障害。太陽を見つめると、可視光線や赤外線が眼底に達し、網膜の中心にある黄斑に火傷が生じる。視野の中心がぼやけ、視力が低下する。黄斑の中心部にある中心窩に損傷を受けると視力が著しく低下する。日食の観察によって発症するものを日食網膜症という。太陽性網膜炎。日光網膜症。日光網膜炎。
たいようぞく【太陽族】
昭和30年(1955)石原慎太郎の小説「太陽の季節」から生まれた流行語。既成の秩序を無視して、無軌道な行動をする若者たちをいった。