竹が群がって生えている所。たけやぶ。
たかむらかおる【高村薫】
[1953〜 ]小説家。大阪の生まれ。本名、林みどり。リアリティーに満ちた社会派ミステリーで人気を集める。描写力の確かさに定評があり、映像化された作品も数多い。「マークスの山」で直木賞受賞。他に「黄金を抱いて翔 (と) べ」「リヴィエラを撃て」「レディ・ジョーカー」など。
たかむらこううん【高村光雲】
[1852〜1934]彫刻家。江戸の生まれ。旧姓、中島。幼名、光蔵。仏師高村東雲の門人で、その姉の養子となり、高村姓を継いだ。光太郎の父。伝統的木彫の近代化に尽力。作「老猿」など。
たかむらこうたろう【高村光太郎】
[1883〜1956]詩人・彫刻家。東京の生まれ。光雲の子。欧米に留学。ロダンに傾倒。帰国後、「パンの会」に加わり、「スバル」に詩を発表。近代美術の紹介に努めた。また、岸田劉生らとフュウザン会を結成。詩集「道程」「智恵子抄」「典型」、翻訳「ロダンの言葉」、彫刻に「手」など。 吉本隆明によるの評論。昭和32年(1957)刊行。
出典:青空文庫
・・・ガスチンの母、近くは高村光雲の母など、みな子どもを励まし、導いて・・・ 倉田百三「女性の諸問題」
・・・やゝ曇り初めし空に篁の色いよ/\深くして清く静かなる里のさまい・・・ 寺田寅彦「東上記」
・・・、いつか展望にのった高村光太郎の「ブランデンブルグ」とを思い比べ・・・ 宮本百合子「鉛筆の詩人へ」