ふびんとは？意味・読み方・使い方

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意味
例文
慣用句
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ふ‐びん【不便／不^×憫／不^×愍】
の解説

［名・形動］《「不憫」「不愍」は当て字》

１（不憫・不愍）かわいそうなこと。あわれむべきこと。また、そのさま。「—な子」

２都合が悪いこと。また、そのさま。
1. 「この大臣のし給ふ事なれば、—なりと見れど」〈大鏡・時平〉

３かわいがること。また、そのさま。
1. 「一芸あるものをば下部までも召しおきて、—にせさせ給ひければ」〈徒然・二二六〉

[派生]ふびんがる［動ラ五］ふびんさ［名］

類語

ふ‐びん【不敏】
の解説

［名・形動］

１機敏でないこと。また、そのさま。
1. 「小さい穴を、木村は—にして見付けなかったのである」〈鴎外・田楽豆腐〉

２才知・才能に乏しいこと。また、そのさま。多く自分のことをへりくだっていう。
1. 「推理の誤謬 (ごびゅう) や不備があればそれは—のいたすところである」〈寅彦・比較言語学における…〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

ふびんの例文(34)

出典：青空文庫

･･･田舎へ行けば不便だぜ。アイスクリイムはなし、活動写真はなし、――･･･芥川竜之介「お律と子等と」
･･･れたようにそれだけは不便に思いました。　僕はいつも日暮れがたにな･･･芥川竜之介「河童」
･･･ていたところで万事に不便でもあろうかと……これは私だけの考えを言･･･有島武郎「親子」

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