みかわじしん【三河地震】
昭和20年(1945)1月13日、三河湾で発生したマグニチュード6.8の地震。軍需産業地域の直下で起こったため、地震の規模の割に大きな被害が出た。死者2306人。家屋全壊7221戸。
みかわしゅう【三河衆】
1 戦国時代、徳川家創業に貢献した三河出身の譜代の臣。 2 江戸時代、三河国に知行所をもち、参勤交代を行って大名に準じた家柄のもの。
みかわまんざい【三河万歳】
愛知県三河地方を根拠地として、各地を回った正月の祝福芸。中啓 (ちゅうけい) を持った太夫 (たゆう) と鼓を打つ才蔵が、家々を訪れて祝言を述べたり、こっけいな掛け合いをしたりするもの。西尾市と安城市に伝わる。《季 新年》
出典:青空文庫
・・・でて、いそじあまりを三河国、そのから衣、ささおりの、安弁当の鰯の・・・ 泉鏡花「伊勢之巻」
・・・鎮祭をかねて、飛騨、三河、信濃の国々の谷谷谷深く相交叉する、・・・ 泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」
・・・が拾ってくれ、いまは三河島辺で、そのばさら屋の阿媽だ、と煮こごり・・・ 泉鏡花「開扉一妖帖」